THE EXOSOME FRONTIER · 細胞外小胞研究の最前線 細胞の力で、
細胞の力で、
病気と戦う未来へ。
エクソソーム・細胞外小胞(EV)研究の世界最先端を、日本語で読み解き、6言語で世界へ。注目論文の精読・解説を、毎週お届けします。
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細胞の可能性
LIVE-CELL IMAGING
緑の輝点=細胞内のエクソソーム(細胞外小胞)。生きたMSC(間葉系幹細胞)の内部で、小胞が産生・輸送される様子をライブイメージングで捉えています。
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最新の論文解説
脳卒中

2026-08-04
急性期脳梗塞に幹細胞を点滴したら何が起きたか——MASTERS試験が示した「差がなかった」という答え
発症24〜48時間の脳梗塞患者に、他家骨髄由来のMAPC(MultiStem)を12億個静注する。英米33施設で137例を無作為化した二重盲検プラセボ対照試験MASTERSは、安全性を確認する一方、主要解析の126例で90日後の主要有効性評価項目をオッズ比1.08、p=0.83で達成できませんでした。その事実と、その後9年の顛末を追います。
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脳卒中

2026-08-04
「主要評価項目は達成されなかった」——脳に神経幹細胞を移植したPISCES-2が、本当に残したもの
英国8施設で23人の脳梗塞患者の被殻に、2000万個の他家神経幹細胞CTX0E03が定位脳手術で注入されました。主要評価項目は達成されず、検証するはずのランダム化試験は15例で打ち切られ、開発企業は管財手続きを経て非上場化。単群試験が語れることと語れないことを、数字のまま読み解きます。
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脳卒中

2026-08-04
慢性期脳梗塞の脳に幹細胞を「置いてくる」——SB623・18人2年成績と、その後にやってきた答え合わせ
脳梗塞から平均22か月、もう動かないはずの麻痺。遺伝子改変した他家骨髄MSC(SB623)を梗塞周囲へ直接移植した第1/2a相試験は、18人・2年で主要評価項目を達成しました。ただし対照群はありません。2か月後、163人に偽手術対照を置いた第2b相ACTIsSIMAは主要評価項目を達成できず(p = 0.6743)。同じ細胞は脳梗塞ではなく、並走していた外傷性脳損傷の試験で承認に届きます。
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細胞外小胞

2026-08-03
IL-10を細胞外小胞に載せると壊れにくくなる——ところが、遺伝子を入れていない「ふつうの小胞」も炎症を鎮めた
炎症を鎮めるサイトカインIL-10は、不安定で体内から速く消えるため薬になりきれませんでした。ミシガン州立大学のチームは、ミニサークルDNAでIL-10を過剰発現させた細胞から細胞外小胞を回収し、組換えIL-10より安定で炎症性マクロファージを鎮めることを示します。ただし、IL-10の遺伝子を入れていない、ふつうの小胞も効いてしまいました。すべて培養細胞での実験です。
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臨床医学

2026-08-01
アストロサイトの興奮を鎮める抗体ALMB-0166――脊髄損傷、ヒト初期治験でみえた安全性と兆し
アストロサイトのコネキシン43ヘミチャネルを狙う世界初の抗体ALMB-0166を、脊髄損傷患者24人に単回投与した第I/II相試験。有害事象はプラセボ群と同等以下で、重篤な副作用の増加はなかった。1200mg・2400mg群で感覚・運動スコアが顕著に改善し、実薬群では2人がAISグレードCからEまで回復。少人数の探索的な結果であり、さらなる検証が必要だとエクソ太郎が読み解く。
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臨床医学

2026-08-01
膝の関節注射、結局どれが効くのか?——ステロイドからエクソソームまで、9つの治療法を分子から読み解く
変形性膝関節症への関節内注射をコルチコステロイドからエクソソームまで俯瞰したナラティブ・レビュー。トリアムシノロンの反復投与が軟骨体積減少を有意に増やしたRCTや、多血小板血漿・脂肪由来オルソバイオロジクス・間葉系幹細胞・エクソソームそれぞれのエビデンスの成熟度差を、分子メカニズムとともに読み解く。
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脳卒中

2026-08-04
急性期脳梗塞に幹細胞を点滴したら何が起きたか——MASTERS試験が示した「差がなかった」という答え
発症24〜48時間の脳梗塞患者に、他家骨髄由来のMAPC(MultiStem)を12億個静注する。英米33施設で137例を無作為化した二重盲検プラセボ対照試験MASTERSは、安全性を確認する一方、主要解析の126例で90日後の主要有効性評価項目をオッズ比1.08、p=0.83で達成できませんでした。その事実と、その後9年の顛末を追います。
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脳卒中

2026-08-04
「主要評価項目は達成されなかった」——脳に神経幹細胞を移植したPISCES-2が、本当に残したもの
英国8施設で23人の脳梗塞患者の被殻に、2000万個の他家神経幹細胞CTX0E03が定位脳手術で注入されました。主要評価項目は達成されず、検証するはずのランダム化試験は15例で打ち切られ、開発企業は管財手続きを経て非上場化。単群試験が語れることと語れないことを、数字のまま読み解きます。
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脳卒中

2026-08-04
慢性期脳梗塞の脳に幹細胞を「置いてくる」——SB623・18人2年成績と、その後にやってきた答え合わせ
脳梗塞から平均22か月、もう動かないはずの麻痺。遺伝子改変した他家骨髄MSC(SB623)を梗塞周囲へ直接移植した第1/2a相試験は、18人・2年で主要評価項目を達成しました。ただし対照群はありません。2か月後、163人に偽手術対照を置いた第2b相ACTIsSIMAは主要評価項目を達成できず(p = 0.6743)。同じ細胞は脳梗塞ではなく、並走していた外傷性脳損傷の試験で承認に届きます。
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細胞外小胞

2026-08-03
IL-10を細胞外小胞に載せると壊れにくくなる——ところが、遺伝子を入れていない「ふつうの小胞」も炎症を鎮めた
炎症を鎮めるサイトカインIL-10は、不安定で体内から速く消えるため薬になりきれませんでした。ミシガン州立大学のチームは、ミニサークルDNAでIL-10を過剰発現させた細胞から細胞外小胞を回収し、組換えIL-10より安定で炎症性マクロファージを鎮めることを示します。ただし、IL-10の遺伝子を入れていない、ふつうの小胞も効いてしまいました。すべて培養細胞での実験です。
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臨床医学

2026-08-01
アストロサイトの興奮を鎮める抗体ALMB-0166――脊髄損傷、ヒト初期治験でみえた安全性と兆し
アストロサイトのコネキシン43ヘミチャネルを狙う世界初の抗体ALMB-0166を、脊髄損傷患者24人に単回投与した第I/II相試験。有害事象はプラセボ群と同等以下で、重篤な副作用の増加はなかった。1200mg・2400mg群で感覚・運動スコアが顕著に改善し、実薬群では2人がAISグレードCからEまで回復。少人数の探索的な結果であり、さらなる検証が必要だとエクソ太郎が読み解く。
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臨床医学

2026-08-01
膝の関節注射、結局どれが効くのか?——ステロイドからエクソソームまで、9つの治療法を分子から読み解く
変形性膝関節症への関節内注射をコルチコステロイドからエクソソームまで俯瞰したナラティブ・レビュー。トリアムシノロンの反復投与が軟骨体積減少を有意に増やしたRCTや、多血小板血漿・脂肪由来オルソバイオロジクス・間葉系幹細胞・エクソソームそれぞれのエビデンスの成熟度差を、分子メカニズムとともに読み解く。
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▶2026-07-29
幹細胞でALSは治るのか——主要評価項目を外した第3相が、それでも教えてくれたこと【NurOwn / MSC-NTF】
▶2026-07-29
脊髄損傷で本当に困るのは「歩けない」ではなかった——抗RGMa抗体エレザヌマブがラットの膀胱にしたこと【前臨床研究】
▶2026-07-26
ミトコンドリアは壊れたのに、ATPは増えていた——再生できないカエルの脊髄で何が起きていたのか【前臨床研究】
▶2026-07-20
老いた肝臓の「掃除機能」は取り戻せるのか——へその緒の幹細胞エクソソームが運ぶTHBS1【前臨床研究】
▶2026-07-20
太った膵臓は“隣の幹細胞”にSOSを送っていた——β細胞が放つmiR-151小包の正体【前臨床研究】
▶2026-05-31
抜いた髪の毛が“再生医療の宝”に——毛包に眠る幹細胞とエクソソーム最前線【前臨床研究】毛包由来幹細胞 書き出し
▶2025-10-04
慢性期脊髄損傷に光 点滴は回数がカギ 骨髄間葉系幹細胞で歩行が伸びる?
▶2025-10-01
【脊髄損傷】MSC点滴で“バイパス”が太る―赤核脊髄路を可視化
▶2025-09-27
脊髄損傷 本線は切れても動きは戻る 骨髄間葉系幹細胞が開く回復のう回路
▶2025-09-24
もの忘れが治る?幹細胞が脳の血管を修理する時代
▶2025-09-20
一回の幹細胞点滴で寿命が伸びる!? 論文解説
▶2025-09-17
慢性期脳損傷に挑む!骨髄間葉系幹細胞治療の新しい可能性
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脳卒中

2026-08-04
急性期脳梗塞に幹細胞を点滴したら何が起きたか——MASTERS試験が示した「差がなかった」という答え
発症24〜48時間の脳梗塞患者に、他家骨髄由来のMAPC(MultiStem)を12億個静注する。英米33施設で137例を無作為化した二重盲検プラセボ対照試験MASTERSは、安全性を確認する一方、主要解析の126例で90日後の主要有効性評価項目をオッズ比1.08、p=0.83で達成できませんでした。その事実と、その後9年の顛末を追います。
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脳卒中

2026-08-04
「主要評価項目は達成されなかった」——脳に神経幹細胞を移植したPISCES-2が、本当に残したもの
英国8施設で23人の脳梗塞患者の被殻に、2000万個の他家神経幹細胞CTX0E03が定位脳手術で注入されました。主要評価項目は達成されず、検証するはずのランダム化試験は15例で打ち切られ、開発企業は管財手続きを経て非上場化。単群試験が語れることと語れないことを、数字のまま読み解きます。
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脳卒中

2026-08-04
慢性期脳梗塞の脳に幹細胞を「置いてくる」——SB623・18人2年成績と、その後にやってきた答え合わせ
脳梗塞から平均22か月、もう動かないはずの麻痺。遺伝子改変した他家骨髄MSC(SB623)を梗塞周囲へ直接移植した第1/2a相試験は、18人・2年で主要評価項目を達成しました。ただし対照群はありません。2か月後、163人に偽手術対照を置いた第2b相ACTIsSIMAは主要評価項目を達成できず(p = 0.6743)。同じ細胞は脳梗塞ではなく、並走していた外傷性脳損傷の試験で承認に届きます。
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細胞外小胞

2026-08-03
IL-10を細胞外小胞に載せると壊れにくくなる——ところが、遺伝子を入れていない「ふつうの小胞」も炎症を鎮めた
炎症を鎮めるサイトカインIL-10は、不安定で体内から速く消えるため薬になりきれませんでした。ミシガン州立大学のチームは、ミニサークルDNAでIL-10を過剰発現させた細胞から細胞外小胞を回収し、組換えIL-10より安定で炎症性マクロファージを鎮めることを示します。ただし、IL-10の遺伝子を入れていない、ふつうの小胞も効いてしまいました。すべて培養細胞での実験です。
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臨床医学

2026-08-01
アストロサイトの興奮を鎮める抗体ALMB-0166――脊髄損傷、ヒト初期治験でみえた安全性と兆し
アストロサイトのコネキシン43ヘミチャネルを狙う世界初の抗体ALMB-0166を、脊髄損傷患者24人に単回投与した第I/II相試験。有害事象はプラセボ群と同等以下で、重篤な副作用の増加はなかった。1200mg・2400mg群で感覚・運動スコアが顕著に改善し、実薬群では2人がAISグレードCからEまで回復。少人数の探索的な結果であり、さらなる検証が必要だとエクソ太郎が読み解く。
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臨床医学

2026-08-01
膝の関節注射、結局どれが効くのか?——ステロイドからエクソソームまで、9つの治療法を分子から読み解く
変形性膝関節症への関節内注射をコルチコステロイドからエクソソームまで俯瞰したナラティブ・レビュー。トリアムシノロンの反復投与が軟骨体積減少を有意に増やしたRCTや、多血小板血漿・脂肪由来オルソバイオロジクス・間葉系幹細胞・エクソソームそれぞれのエビデンスの成熟度差を、分子メカニズムとともに読み解く。
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脳科学

2026-08-01
脳卒中・外傷性脳損傷・神経変性疾患をつなぐ「神経栄養因子」——効くはずの薬が脳に届かない理由
脳卒中、外傷性脳損傷、そしてアルツハイマー病やパーキンソン病——原因の異なるこれらの脳の病気は、興奮毒性や神経炎症など共通の「壊れ方」に行き着きます。NGFやBDNFなど神経栄養因子はなぜヒトでは効かないのか。ロシアの研究チームが臨床試験6件のデータから「届け方」の壁を読み解きます。
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臨床医学

2026-07-27
脊髄損傷後の「膀胱が動かない」を、脳から取り戻せるか——抗RGMa抗体エレザヌマブがラットで示したもの
脊髄損傷患者の8割超を苦しめる神経因性膀胱。抗RGMa抗体エレザヌマブがラットで排尿機能と神経可塑性を改善したという前臨床研究を、正確に読み解く。ヒトでの有効性はまだ示されていない。
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幹細胞

2026-07-27
「幹細胞でALSは治るのか?」——第3相で主要評価項目を外した試験が、それでも私たちに教えたこと
神経栄養因子を高分泌するよう仕込んだ自家間葉系幹細胞(NurOwn)のALS第3相。主要評価項目は未達(33% vs 28%, OR=1.33, P=.45)。軽症サブグループのシグナルは有意でなく仮説生成的だが、CSFバイオマーカーには明確な生物学的効果が出た。期待と現実を分けて読む一本。
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脳科学

2026-07-25
ミトコンドリアは壊れたのに、ATPは増えていた——再生できないカエルの脊髄で何が起きていたのか
オタマジャクシは脊髄を切られても再生しますが、変態後のカエルは再生できず、その反応はヒトによく似ます。チリのSlater博士らは再生できない側で、損傷6日目にミトコンドリアが膨れ、クリステが小胞になり、呼吸酵素COXが止まることを示しました。ところがATPは減るどころか増加。解糖にかかわる遺伝子も、脂肪を動員する遺伝子も動いていたのです。ただし増えたATPが傷んだ組織から漏れ出した可能性も残ります。カエルの前臨床研究をエクソ太郎が読み解きます。
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脳科学

2026-07-21
考えるだけで自分の手が動き、その手で「触れた」と感じる——完全麻痺の脊髄損傷に挑む「二重神経バイパス」
首から下が完全に麻痺した男性が、考えるだけで自分の手を動かし、握った物の感触も感じられるようになりました。米ファインスタイン医学研究所のチームは、脳と脊髄・大脳皮質を同時に橋渡しする「二重神経バイパス(DNB)」を開発。装置がオンの間は手の運動と触覚を肩代わりし(アシスト)、電気刺激による訓練で装置を切ってもなお残る回復(治療)まで引き出しました。卵の殻を割らずに掴み、自分で食事し、麻痺していた手首で犬の毛の感触を再び感じた——この画期的な first-in-human 研究をエクソ太郎が読み解きます。
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細胞外小胞

2026-07-20
肥満で酷使される膵臓は、そばの幹細胞に「応援」を求めていた——β細胞が放つmiR-151小胞が、間葉系幹細胞を「助っ人」に変える
肥満が続くと膵臓のβ細胞は数を増やし働きを高めて糖尿病を食い止めます(β細胞代償)。中国薬科大学などのチームは、この非常時にβ細胞がmiR-151を積んだ細胞外小胞(sEV)を放ち、隣の間葉系幹細胞(MSC)を「助っ人」に変えることを示しました。MSCはKLF9のブレーキを外されて増殖しWNTを分泌し、β細胞を支えます。細胞とマウスの前臨床研究をエクソ太郎が読み解きます。
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MSCエクソソーム

2026-07-19
老いた肝臓の「掃除機能」を呼び戻す——臍帯幹細胞エクソソームが運ぶTHBS1が、脂肪をため込む肝臓を作り替える
年を重ねると、肝臓は静かに脂肪をため込みます。その裏側では、細胞の掃除機能『オートファジー』が錆びついている。中国・山東大学斉魯病院のチームは、ヒト臍帯由来の間葉系幹細胞(HucMSC)が放つエクソソームが、積荷タンパク質THBS1を鍵として、またPPARシグナルを下流経路として、老いたマウスの肝臓の脂肪蓄積・老化・糖代謝を改善することを示しました。前臨床研究をエクソ太郎が読み解きます。
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脳科学

2026-07-12
「筋肉」と「脳」をつなぎ直す——運動で神経疾患の認知を取り戻す鍵『認知運動統合(CMI)』
運動は末梢のBDNF・乳酸・免疫や血管のシグナルを介して脳にも働きかける。しかし『バイオマーカーが動いた』だけでは認知は戻らない。イタリアの神経リハビリ研究チームは、運動の生物学的効果が“注意を要する動作”と結びつき、認知運動統合(CMI)という行動として現れて初めて臨床的な意味を持つ、という統合モデルを提示。脳卒中・パーキンソン病・多発性硬化症・外傷性脳損傷ごとの違いと、VR・ロボット・ウェアラブルの活かし方までを見渡す総説を、エクソ太郎が読み解く。
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MSCエクソソーム

2026-07-12
パーキンソン病の「暴走する脳の免疫」に挑む——鼻の奥の幹細胞エクソソームが運ぶlncRNAが、ミクログリアの糖代謝を組み替える
パーキンソン病では、脳の免疫細胞ミクログリアが「糖をがぶ飲みする戦闘モード」に切り替わり、炎症で神経を傷つけます。中国・海口の研究チームは、鼻の奥の粘膜からとれる間葉系幹細胞(OM-MSC)のエクソソームが運ぶ長鎖ノンコーディングRNA『lncA2M-AS1』が、CFL1/ROCK1という2つのスイッチを介してミクログリアの代謝を鎮め、神経炎症を抑えることを示しました。マウスと培養細胞での前臨床研究を、エクソ太郎が読み解きます。
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細胞外小胞

2026-07-12
糖尿病の「治らない傷」に挑む——血管を呼び戻すエクソソームを、溶けるマイクロニードルで届ける
糖尿病性創傷は、血管が育たない『血管新生不全』と、いつまでも続く『慢性炎症』が悪循環をつくる難敵です。中国人民解放軍総医院らのチームは、bFGFを過剰発現させたM2マクロファージ由来エクソソームをRGDペプチドで血管に狙い撃ちできるよう改造し、溶けるヒアルロン酸マイクロニードルで傷の奥へ届けました。糖尿病マウスで治癒が加速した前臨床研究を、エクソ太郎が読み解きます。
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細胞外小胞

2026-07-06
幹細胞が出す「天然のカプセル」を薬の運び屋に:MSC由来細胞外小胞(EV)のエンジニアリングと臨床安全性
間葉系幹細胞(MSC)が分泌する細胞外小胞(EV)は、体になじみやすく免疫を刺激しにくい「天然のナノカプセル」。この総説は、EVを薬の運び屋(ドラッグデリバリー担体)へ磨き上げる6つのエンジニアリング戦略と、肺・皮膚・神経・眼・腸・腎・骨で行われた臨床試験の安全性データを整理し、実用化に残る課題(不均一性・標準化・規制)までを見渡す。
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MSCエクソソーム

2026-06-15
ヒトMSC由来エクソソーム(sEV)の持続点滴は脊髄損傷の運動回復を高める:総量より「届け方」が鍵
ヒト骨髄間葉系幹細胞(MSC)由来の小型細胞外小胞(sEV)を脊髄損傷ラットに静脈内投与。3日間の毎日注射と浸透圧ポンプによる持続点滴(3/6日)を比較し、同じ総量でも持続点滴の方が運動回復を高めることを示した研究。
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MSCエクソソーム

2026-01-15
細胞外小胞(EV)の臨床応用を加速する:ISEV-TRAの取り組みと今後の展望
掲載誌情報 概要 (Summary) 細胞外小胞(EV)は、細胞間コミュニケーションの重要な担い手として、生物医学、獣医学、化粧品、農業、環境など幅広い分野で応用が期待されています。しかし、EVを基盤とした研究成果を実用
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MSCエクソソーム

2026-01-12
前立腺がん骨転移の悪循環:がん化した破骨細胞由来エクソソームが炎症性骨溶解と腫瘍進行を促進する分子機構
掲載誌情報 概要 (Summary) 前立腺がん(PCa)の骨転移は、患者の予後を著しく悪化させる主要な要因であり、5年生存率はわずか30%です。PCa骨転移の特徴は、骨を破壊する骨溶解性病変と骨を形成する骨形成性病変が
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